【慣らし保育中の遊びの提案】

こども園の先生

新入園児さんが入り、おうちの人と離れるのが不安で泣いている子どもたちがいるかもしれません。先生たちは毎日子どもたちが安心して過ごせるように抱っこしたり、手をつないだり、個々に一緒に過ごしたりしていることでしょう。

この時期は子どもたちも保育者も何かとバタバタしていていると思います(/・ω・)

今回は4月の保育で実際に遊んだ保育をご紹介しようと思います。

慣らし保育の遊びについて

私が慣らし保育中に大切にしていること

まずは、私が新入園児さんや新しいクラスの担任の先生になった時、一番初めに大事にしていることをお伝えします。

一人一人の安心できる場所を知る。

繰り返しになりますが、新入園児さんの場合保育園は初めての環境なので不安に感じている子どもたちも多いです(中にはすぐに慣れて遊んでいるお友達もいますが)。

子どもたちが心が落ち着ける場所となるように個々にかかわりながら様子を観察しています。一人で絵本を読む場所が落ち着くのか、壁面の飾りを保育者の抱っこで見ながらゆっくり過ごすのがいいのか、狭い場所がほっこりするのか…等落ち着くことで次遊んでみようとする姿につながります。

好きな遊びを知り、楽しんでいるポイントを考察する。

ブロックが好き、外で走るのがすき、砂場が好き…いろいろな子どもたちの姿が見られ始めたら次に遊びの楽しさのポイントを考えます。

例えば『ブロック遊び』!

ブロック遊びの説明の絵
  • ブロックを集めて袋に入れている→自分のお気に入りのものを集めることが好き
  • ブロックを並べている→並べることが好き
  • ブロックを積み上げている→段々と高くなるのが好き
  • ブロックでお風呂を作っている(実際に担任した子どもたちの遊びの姿です)→ブロックを使って何かを表現することが好き…    等々

子どもたちの楽しさのポイントは様々です。これらをヒントに主活動を考えています

なるべく個別にかかわる時間をつくる。

大人数の子どもたちを保育する場合はなかなか難しいところですよね💦

3,4,5歳児の先生だと一人で20人から30人の子どもたちを保育する場合もありますよね。

慣らし保育中に限らず普段の保育の中でも意識していることだと思います。

しかし、初めてのクラスであれば、さらに意識して保育したいところです。

一人ひとりの子どもたちと触れ合うことで信頼関係を作っていったり、成長発達状況を知ったり、好きなことを把握できたりします。

私は一日の保育の終わりに2分間自分のクラスの名簿を見て一人ひとりの子どもたちが何をして遊んでいたかを把握できているかを改めて振り返る時間をとっています。
短い時間なので大まかな振り返りとなりますが、そういった時間の積み重ねが週案や月の個人記録を記入する時に大事になってきます(^O^)/

慣らし保育中の遊びの提案3選!

園庭で自由遊び

砂場遊びの様子

「え!?自由遊びなら朝の時間にしてますよ!」という先生方。確かに園によっては朝のお預かりの時間に園庭で遊んでいる場合もあるかもしれません。

しかし、クラスの子どもたちと一緒に園庭で遊ぶ時間はとっても大事です。

朝の時間は他のクラスの子どもたちも外遊びに出ていて一緒に遊んでいるところも多いでしょう。クラスの活動時間で外遊びを一クラスで楽しむ時間をつくることで、クラスでの一人一人の子どもたちの様子を保育者が把握できるようになります。もちろん保育者の私たちも子どもたちとゆったりと遊ぶことを大事にして信頼関係を築いていきましょう!

「自由遊びでしているからちょっと…」と考えている先生方。遊ぶ場所を限定してみてはいかがですか?砂場遊びとボール遊び等コーナーに分かれて遊ぶことで子どもたちがどのような遊び方を楽しんでいるのか発見がありますよ!

シャボン玉遊び

シャボン玉遊びの様子

慣らし保育中泣いている子どもたちが泣き止むきっかけとなる遊びの一つです!

シャボン玉遊びは見て楽しむこともできます!ふわふわとたくさんのシャボン玉が浮かぶ様子をみているとシャボン玉を作ってみたいと思ったり、シャボン玉を追いかけたいという気持ちになったりと泣いているお友達の新たな姿が見られるかもしれません(o^―^o)ニコ

吹き棒のシャボン玉で遊んだことがない場合拭き棒で喉をついたり、シャボン玉の液を誤飲したりする可能性があり危ないので座って落ち着いて遊べる場所を確保したり、子どもたちの近くでしっかりと見守るようにしてください。

「泣いている子どもたちが多すぎてシャボン玉をするコーナーを作れません!」という方、自動でシャボン玉を作ってくれる玩具を導入してみてはいかがでしょうか?保育者がシャボン玉を作らなくても自動で作ってくれるので何かと重宝していますー!また拭き棒ではなくうちわの骨組みなどを使って遊ぶと喉をついてしまう、そして誤飲の危険性も少なくなります。(もちろん、安全の配慮のため遊びの見守りは大事ですよー(/・ω・)!)

素材遊び

段ボール遊び

4月の慣らし保育中に私は簡単な素材遊びをやってみました!スーパーの「ご自由にお取りくださいのコーナー」にある大きさ様々のたくさんの段ボールを用意しました!

異年齢遊びの日だったのですが、段ボールの中に入って「いないいないばあっ!」と子どもたちが出てきたり、段ボールの陰にかくれんぼをしたり、大きい年齢のクラスの子どもたちは電車に見立てたり、お家にしておままごとをする姿が見られましたよー(^O^)/

一つの素材から様々な遊びの楽しみ方を子どもたちと一緒に見つけることができました!

段ボール遊びの時は子どもたちが箱の中でぶつかったり、硬い段ボールで切り傷にならないように気を付けてくださいね。

まとめ

自分で描いた笑顔

慣らし保育は保育者も子どもたちも環境に慣れる最中なので、焦っちゃうときもありますし、忙しいですよね💦本当にお疲れ様です!!

保育の中で『こんな遊びをしてみてはどうでしょうか?』『〇〇をして遊んでみたらとても楽しかったですよ\(^o^)/』というコメントがあれば教えてもらえるととっても嬉しいです!!

来週も一緒に保育していきましょう!!

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